過払い請求の手順

 過払い請求は、一般に以下のような手順に沿って行なわれます。

 まず、貸金業者や信販会社各社に、取引履歴の開示請求を行ないます。通常であれば、貸金業者は1週間から3週間で開示を行い、信販会社は1か月から2か月程度で開示を行なうケースが多いようです。この際、弁護士など専門家の介入を得たほうが、貸し手側に迅速な行動を促せます。借り手の当人が手続きを行なう事も可能ですが、一部悪徳な金融業者などは、開示請求に応じない場合もあります。

 取引履歴が開示されたら、その情報に基づいて利息の金額を「利息制限法」に引き直し再計算します。この際、過払い請求を嫌がる業者から、ある一定の日よりも前の取引履歴はないと主張され、過去の情報が開示されない場合もあります。そういったケースに対しては、推定計算(借り手側の通帳の履歴や契約書などを頼りに計算する方法)、もしくはゼロ計算(開示された取引履歴の開始日の額をゼロとする方法)を行って計算を行ないます。この段階ではさらに専門性の要求される作業を行いますから、できる限り弁護士や司法書士の協力を仰いでください。

 過払いの金額が判明した時点で、金融業者へ過払い請求を配達記録郵便により行ないます。FAXや普通郵便で過払い請求を行っても良いのですが、訴訟の可能性も考慮して、証拠書類として強力な配達記録郵便を用いたほうが無難です。

 平均的なケースであれば、それから約2週間ほどして、和解交渉が行なわれます。和解交渉が成功すれば、過払い請求に基づいた入金(あるいは借金の減額)がなされ、交渉が折り合わなければ訴訟に発展するケースが多いようです。

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